アカデミー賞主要6部門ノミネート、ケイシー・アフレック主演『マンチェスター・バイ・ザ・シー』特報

2017年2月1日

本年度アカデミー賞主要6部門ノミネートをはじめ、全米賞レースを席巻しているケイシー・アフレック主演『マンチェスター・バイ・ザ・シー』が5月に日本公開される。この度、ティザービジュアル、特報映像が到着した。

本年度アカデミー賞主要部門6部門（作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞）ノミネート、第74回ゴールデン・グローブ賞主演男優賞（ケイシー・アフレック）受賞、第88回ナショナル・ボード・オブ・レビュー主要賞4賞受賞など、全米の賞レースを席巻している本作は、マット・デイモンがプロデューサーを、『ギャング・オブ・ニューヨーク』の脚本でアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされたケネス・ロナーガンが監督・脚本を務めた珠玉の人間ドラマ。ボストン郊外で便利屋として生計を立てている主人公が、兄の死をきっかけに故郷の“マンチェスター・バイ・ザ・シー”へと戻り、16歳の甥の面倒を見ながら過去の悲劇と向き合っていくさまを描く。

主演のケイシー・アフレックは、本作でキャリアの中でも白眉と言える演技を見せ、「素晴らしい！」「偉大な俳優たちの仲間入りを果たした！」「オスカー最有力！」と各メディアも絶賛。ゴッサム賞、ニューヨーク映画批評家協会賞、ボストン映画批評家協会賞、クリティクス・チョイス・アワード、ゴールデン・グローブ賞などで現在30を超える主演男優賞を続々受賞。賞レースを騒がす作品群の中で圧倒的に抜きん出る受賞数でアカデミー賞最有力候補になっている。

また、主人公の元妻を演じたミシェル・ウィリアムズ（『マリリン 7日間の恋』）、甥を演じた新星ルーカス・ヘッジズも、それぞれ数々の助演女優賞、助演男優賞を受賞し、主要キャストが揃ってアカデミー賞ノミネーション入りを果たしている。

解禁となったティザービジュアルでは、ケイシー・アフレックとミシェル・ウィリアムズが、悲しげな表情で海辺に佇み、向き合い、「心も涙も、美しかった思い出も。すべてを置いてきたこの街で、また歩きはじめる──」というキャッチが添えられている。

特報では、兄の突然の訃報を受けて、ケイシー・アフレック演じる主人公リー・チャンドラーが、戻りたくなかった故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーへと帰ってくるところから始まり、甥の後見人になることを言い渡される。困惑するリー、「あの時私の心は壊れた。あなたもでしょ？」と涙する元妻ランディ（ミシェル・ウィリアムズ）や甥パトリック（ルーカス・ヘッジズ）とのやり取りが映し出される。リーの過去に何があったのか。感情の波に揺り動されながら、彼がどのように過去と向き合っていくのか、誰もが胸をうつドラマを感じさせる特報に仕上がった。